6大学野球で感じたスポーツが生む一体感。それこそが社会人となった私の原点

株式会社電通 川島 里佳子さん

2017/05/26

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

現代心理学部を卒業し、今は株式会社電通で働いている川島 里佳子さんからのメッセージです。

スポーツとの出会いが新しい扉を開いた

高校時代の目標は宝塚歌劇団に入ることでした。しかし残念ながら最終試験で落ちてしまいました。両親と相談し、一般の大学へ進もうと決めたものの、まわりを見渡すと、舞台や芸能の世界を目指し続ける友人ばかり。やはりどこかうらやましいという気持ちがぬぐいきれませんでした。立教大学の現代心理学部映像身体学科を知ったのはちょうどそんな折。ダンス、舞踊、映画を心理に絡めて勉強できる学科だと知り、「ここしかない」と受験しました。
立教大学に合格し迎えた高校の卒業シーズン、ふと「自分は立教大学へ進んで何ができるのだろう」と考えたことがありました。 ずっとバレエやお芝居一色の生活だったため、それらが無い生活に少々不安がありました。しかし無くすものがあれば、新しく出会うこともある。それは入学してすぐの新入生歓迎会で6大学野球を見にいった日のこと。 マウンドで汗を流す同い年の立教生や、客席で応援するOB?OGやファンの姿を見たとき、新たな“スポーツ”の魅力に触れた感覚があったんです。こういう世界もあるのだと、目の前がパッと明るくなった瞬間でした。

社会人やOB?OGとの交流の場はインターンシップだけではない

スポーツの世界に目覚めた私は、入学後すぐ、体育会応援団チアリーディング部に入部。この4年間で誰よりも多く校歌を歌ったのは私ではないかと思うほど、たくさんの応援をしました。演劇サークルへの参加も考えたのですが、「演劇は社会人になってからでもできる。学校の応援団として、同級生を応援できるのは今しかない」と思い、チア部に決めました。チア部での応援にのめり込んでいった私ですが、そうなると楽しい反面、「部活動だけで大学生活を終えるのはもったいない」という気持ちも生まれてきました。そこで、空いている時間に活動でき、人脈を広げられる機会は無いかと探していたところ、豊島区の観光大使の募集ポスターを見つけて応募。無事に合格して、イベントに参加したり、桜の名所をアピールしたりといった活動を行いました。そこからはずっと「部活動」と「地域活動」の2つを軸にして動いていました。実は私、就活準備のためのインターンシップには参加していません。その分、この2つの活動で社会人の方や立教 OB?OGの方となるべく多く交流し、話す機 会を持つようにしていました。楽しい活動を通して社会人の方とも交流でき、時間も有効活用できました。

チア部での経験がおもしろいくらいに仕事に活きている

映像身体学科にはいろいろな学生がいました。共通しているのはみんなきちんと自分を持っている点。1年次から俳優になると決めている子や、ダンスで食べていくという子、他に脚本家や映画監督もいました。私はお芝居ばかり見ていたので、「いろんな分野があるんだ」とすごく刺激になりました。また映像身体学科では、広告代理店の方やテレビ局の方など、外部の方の話を聞く機会がたくさんあったため、広告業界を志望していた私にとっては恵まれた環境だったと思います。結果、航空会社やコンビニエンスストア、アパレルとさまざまな企業から内定をいただいたのですが、最終的に「一番やりたい仕事」という観点から電通を選びました。  
現在は新聞局という部署で、全国紙とスポーツ紙を担当。新聞の下にある広告スペースをセールスしたり、新聞社の事業やイベントを盛り上げる企画を考えるのが主な業務です。学生の時、チア部の広報活動の一環で、SNSに動画をアップしたり、パンフレットの広告枠を地域の企業に買っていただいたりしていたので、その経験はダイレクトに今の仕事に直結しています。

自分の手で大好きなスポーツイベントを実現させたい

入社3年目となる今も、学生時代から抱いていた「スポーツの力で人の心をつなげたい」という思いは変わりません。新聞の仕事をしていると、オリンピックや都市対抗野球、高校ラグビー、甲子園、地域の駅伝にも関わることができるので、媒体を通してもっとやりたいことを形にしていきたいと思っています。立教に入学してすぐの6大学野球で感じた、“スポーツが生む一体感”こそ、私の原点。大勢の人を巻き込んだ大きなスポーツイベントを企画し、実現するのが今の目標です。

プロフィール

PROFILE

川島 里佳子さん

株式会社電通
新聞局 中央部
現代心理学部 映像身体学科 2015年卒業

※本記事は、大学新聞社による「就活支援ジャーナル」(2017年5月発行)の記事を再構成したものです。記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

CATEGORY

このカテゴリの他の記事を見る

立教卒業生のWork & Life

2024/10/09

立教で育まれた決断力と行動力を発揮。市民目線のまちづくりを

埼玉県所沢市長 小野塚 勝俊さん

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。