陸前高田プロジェクト2022年度体験談
岡本 香純さん(理学部生命理学科2年次)
2022/10/21
RIKKYO GLOBAL
OVERVIEW
陸前高田市の方々と立教生、海外大学生が共に考えるプログラム「陸前高田プロジェクト」。2022年度は、3年ぶりに現地のフィールドワークを伴う形で実施することができました。
参加者のひとり、岡本香純さん(理学部生命理学科2年)にお話を伺いました。
陸前高田市におけるフィールドワークでは、震災遺構や2021年に完成した復興祈念公園、津波伝承館および現在の市内の様子等を視察しました。また、市役所の都市計画課や市で事業を営む複数の方々にご協力いただき、これまでの歩みや現在取り組んでいらっしゃる事柄についてのお話をうかがいました。参加学生は、ご経験に基づき様々な角度から語られる示唆に富んだお話や意見交換、日々の振り返りを通して自身の考えを深めました。
最終日に立教大学で行った報告会には、陸前高田市でお話いただいた皆さんにもオンラインでご参加いただきました。テーマのSDGs Goal 11「住み続けられるまちづくりを」を考えるにあたり、グループごとに特に注目する観点を4つ(包摂性[inclusive]/安全性[safe]/回復力[resilient]/環境の持続可能性[environmentally sustainable])の中から1つ選び、これをベースに考えた内容をまとめ、報告会参加者全員で共有しました。
参加体験談(岡本 香純さん)
今回のプログラム参加の動機を教えてください
東日本大震災について深く知りたいと思ったからです。震災が起きた当時私は小学2年生と幼く、将来的に私たちは震災を語り継いでいく最後の世代になるのではないかという思いがありました。しかし、自分が大きな被害を経験したわけでもなく、伝える側になれるほど自分は震災について何も知らないということを感じていたため、実際に経験された方々から直接お話を聞くことができる、その土地に行って自分の目や耳で感じることができるこの機会はとても貴重だと思いました。プログラム中に特に印象に残ったことを教えてください
プログラムのテーマに関して、考えたことを教えてください
陸前高田プロジェクトは国際交流×地域交流のプログラムです。このプログラムならではの学びや達成できたことがあったと思うことがあれば教えてください。
陸前高田プロジェクトでの学びや得たものを今後どのように活かしていきたいと思いますか。
今後、陸前高田プロジェクトへの参加を考えている学生に向けて、メッセージをお願いします。
多くの方にご協力いただき無事対面で実施することができた今年度のプログラム。実際に陸前高田市を訪れ、自分の目に映像を焼き付け、目の前にいる方の話を拝聴し、仲間とともに感じ、考え、共有した時間は、その後の人生にも影響を与える経験となったでしょう。参加した学生たちの振り返りでは、おうかがいしたお話の中で印象に残った言葉がいくつも挙げられ、多面的なアプローチによりそれぞれにとって異なる気付きが得られたことも分かりました。プログラムにご協力いただいた陸前高田市の皆様に厚く御礼申し上げます。
本プログラムの様子はグローバル教育センターホームページにもまとめておりますのでぜひご覧ください。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
CATEGORY
このカテゴリの他の記事を見る
RIKKYO GLOBAL
2024/11/05
国際社会への貢献を目指して「美と平和の親善大使」に。学業もチ...
2024準ミス?インターナショナル日本代表、異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科2年次 齋藤えまさん